2016年、Michael Nevittらによると、高齢者1,800人以上を対象にした調査で、5年間に約17%が膝折れを経験。7年間で約14%が2回以上転倒したと報告しました。(カリフォルニア大学)
この5年間に膝折れした方は、他の方と比べ下記の変化があったと発表。
・複数回の転倒のリスクが2倍
・転倒への恐怖心が2倍
・バランス感覚に対する不安が2倍
また膝折れで転倒した方は、その後2年間で下記の変化があったと発表。
・転倒の再発するリスクが4倍以上
・転倒による重度の受傷リスクが2倍
・転倒受傷による活動制限のリスクが3倍
・バランス能力の低下が4倍
膝折れは、適切なリハビリにより改善が得られるものです。
しっかり患者さんの治療や指導を行えるようにしましょう。
<参考>
Michael Nevitt, et al. Weak Knees Large Cause of Falls in Older People
Arthritis Care & Research. 8 Feb.2016